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2005年07月17日

RSSが熱を帯びてきてます [コラム]

ここ半年くらいRSSが周辺で熱を帯びてきています。多くで語られているのでさらっとですが、RSS自体は99年3月にNetscapeが公開したもので、ここ最近熱いのは、Blogの貢献といったところが現状でしょうか。

IT、インターネットに限った話ではないですが、US発の”単語”をそのまま並行輸入でなじまないなんてことが、情報伝達がはやくなるにつれて顕著になっているなかで、RSSには期待しているところがあります。

■理由
  ○その1:技術、フォーマットであるから
これは上記に書いたように、言葉や概念だけに依存するものではなく、RSSを使ったサービス提供者が工夫し、日本という市場でみてもマッチするものを作ることが出来る余地がいろいろとありそうだからです。

○その2:発信者メリットがあるから
インターネットの大きなポイントは情報発信です。個人・企業を問わず、直接情報発進を促進出来るということは大きな意味があると思っています。

○その3:受信者メリットがあるから
これは既に多くで書かれていることですが、個人情報を開示することなく、受信者はRSS Feedを自由に受け取り、そして解除することができる点ですね。

その1の技術、フォーマットは良くない面もあって、WebサイトのRSSアイコンなどをクリックしてソースがずらっと表示されて面を食らった方も多いかと。これは良くも悪くもMicrosoftが本腰をいれてくることで変わってくるところがある(悪くも?)と思いますし、今でもできることはあります。

Web(ブラウザー)、メール(メーラー)に加えてRSS(RSSリーダー)になるかは、本質的な話ではないと思っていて、別にブラウザーやメーラーを通してでも、ユーザーメリットがある情報受発信の形になることが重要だと思います。そして、”可能性”は見えてきた感じがします。

社内でもいろいろ話が出てきているのですが、

・アクセス解析
他のモデルと共存したものは結構出てきていますが、地味なせいかまだあまり良いのがないので、作っていようかとも。既に既存アクセス解析PJのローンチが遅れているのですが(苦笑)

・HTML文章から自動的にRSS Feedの作成
こちらはなんでもRSSさんの技術がすごいなと思うところですが、新着やIRなんかで使い勝手が良いようにしたいというところがニーズとして出てきているのでやってみようかと。

・パーソナライゼーション
気になるFeedをいろいろと登録していくと、結構情報がかぶったりすることがだんだんとおおくなってきて、ここをレコメンデーション、テキストマイニング、行動分析などを掛け合わせること取得Feedのカスタマイズができれば面白いかもしれないとも思っています。

などなど、いろいろとビジネスレイヤーからアイデアレベルまで話が出てきて面白いところです。お客様の仕事が佳境なものも多くて、なかなか人員を割けていないので、RSS関連でご一緒出来るエンジニアの方は是非(笑)

投稿者: 和田嘉弘 投稿日時: 21:03