住まいのGoodNews 東京建物不動産販売
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お客様の声・インタビュー
〈インタビュアー:INI 角、御船、市原〉
コンペでの評価、発注の決め手となったポイントについて4>
──本日はお忙しいところお集まりいただき誠にありがとうございます。後学のためになるべく忌憚のないご意見をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
──さて、早速ですが、今回はコンペを実施されて弊社にご発注いただきましたが、評価のポイントを教えていただけますか?
麻生氏:コンペではこちらで策定した評価項目について各社さんとも点数をつけさせてもらいました。御社は平均して点数が高くバランスが良かったです。提案でも我々がやりたいと考えていることを的確に捉えて掘り下げてくれていました。
小柳氏:そうですね。マイナス要因がないと言いますか、こちらの質問に対して的確な返答が返ってきましたし、笹原からの専門的な質問にもしっかり答えてくれました。
──なにか突出したポイントがあったというより、総合力の高さを評価していただいたということでしょうか?
麻生氏:総合力の高さという点はそうですね。お見積りは若干高かったですが(笑) 突出したという点ではコミュニケーション力でしょうか。
小柳氏:コミュニケーション力は重視しましたね。我々はWebサイト開発の専門家ではありませんから、こちらの考えはこちらの言葉でしか伝えられませんし、専門用語ばかりで喋られても辛い。そこを理解して適切にコミュニケーションできないと困ってしまう。社内からの「コミュニケーションに難があるとプロジェクトは成功しないよ」という声にも後押しされました。
実際にプロジェクトが始まってからの評価について
──ご評価ありがとうございます。実際にプロジェクトを通しての品質はいかがでしたか?
小柳氏:プロジェクトのスタート時に決めなければいけない事が次々と出てきましたよね。その時は何をいつまでにどう決めたらよいのか判断がつかなくて、第1回目の会議を終えたときは不安でした。
──ご心配をおかけしました。スタート当初は各ベンダーさんが集まっている中、弊社がイニシアティブをとってよいのかとためらってしまったのですが、すぐに全体を見渡しながら進めるように軌道修正しました。
小柳氏:その後、定例会の議題設定や進捗管理のドキュメントを御社に用意していただいたり、参加ベンダーを絞った分科会を開いてもらったりして進行がスピードアップしました。そのあたりも広い意味でのコミュニケーション力と言いますか、各ベンダーとの交通整理をうまくやってもらって、本当に御社にお願いしてよかったなと思います。
麻生氏:毎回の定例会資料や議事録などのドキュメントは要点を押さえてきちっと作成してくれたのも助かりました。当たり前といえば当たり前なのかも知れませんが、それまでの経緯をちゃんと踏まえながらプロジェクトが進行しているという安心感がありましたね。
──納品物の品質はいかがでしたか?
田中氏:デザインは競合他社さんからも「かっこ良くなりましたね」と言ってもらいました。こちらがうまく言語化できない部分も上手に引き出してくれたと思います。
笹原氏:デザインやUIの部分では「こういう感じになるといいな」と想定していた部分と、「思っていた以上のものを出してきてくれたな」という部分がありましたね。
小柳氏:デザインについては、お互い積極的に意見を出し合ってブラッシュアップできた、という実感がありました。コンペで提示してもらったデザイン案の社内評価は「そつなくまとまっているね」という感じだったのですが、最終的には社内外でも「すごく良くなった」と反響がありました。
──システム面ではいかがでしょうか?
小柳氏:要件定義の段階から、こちらの要望をしっかり反映していただけたかと思います。今回は「まずは競合他社さんに引けをとらない機能を整備する」ということが必達の目標でした。そういう意味ではまずはスタートラインに立てたかな、と思っています。
麻生氏:複数のベンダーさんが関わっていた中、御社ではありませんが、他のベンダーさんとの間で仕様の理解に食い違いがあり、諦めざるを得ない機能がありました。その点は残念でしたが、御社にお願いした範囲では期待どおりでした。ありがとうございます。
笹原氏:御社になかなか厳しいスケジュールでお願いしてしまったので、私どもも検収時のテストは死に物狂いでやりました(笑) おかげさまで無事にリリースできたのは本当に良かったです。
田中氏:今後はユーザーが実際にどう利用してくれるのかを分析して、弊社のターゲットに合わせた調整や、商品の特徴をうまく活かした機能追加を行っていきたいです。
今後の展望について
──最後に今後の展望をお聞かせください。
田中氏:私たちにとってはリリースを終えたここからが本番です。運用で成果を上げていくためにも、今後もご提案があればどんどんお願いします。
笹原氏:ご存知のとおり、このWebサイトに掲載している不動産のデータは別のシステムで管理しているため、見せられる情報に制限があります。そこを解決し、より訴求できる情報を掲載できるようにして、もっと成果に繋げたいですね。
麻生氏:今回の範囲に含めなかった部分も、これからユーザーインターフェースの刷新やバックエンドの改修を予定していますので、引き続きお付き合いください。
小柳氏:今回リリースしたもので成果を出して、新しく会員向けの機能も作っていきたいと考えています。情報の見せ方について東京建物グループでの連携も強めていきたいですね。そのためにも社内で「これだけ収益に繋がっている」ともっと言えるようにしていきたいと思っています。
──私どもとしても、今後のフェーズ2以降でも「成果を出す」をキーワードに一丸となって取り組んでいきたいと思います。本日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
プロジェクトの概要
- 東京建物新築マンションブランド「Brillia」のブランドイメージを訴求したデザインに一新
- ユーザビリティを考慮し、検索しやすさを実現したサイト設計
- クライアントと共に、コンバージョン獲得に最適な機能を選定し、システムを構築
- スマートフォンサイトの新設
プロジェクトの背景
- 数社によるコンペに参加し受注
- 2010年より構想が始まり、2012年にプロジェクトスタートした東京建物不動産販売様の熱い想いがつまったプロジェクト
- 多くの施策を行うため、複数の制作会社、マーケティング会社、効果測定会社が集結した大規模なプロジェクト
INIの担当業務
- プロジェクトマネジメント
- 企画・要件定義
- システム設計、開発
- サイト設計、画面設計
- デザイン開発
- HTML・CSS・RIA開発