DeNA公式サイト、採用サイト

  1. DeNA公式サイト、採用サイト

ロゴリニューアルにあわせて短期間でCMS導入、公式サイト、採用サイトをリニューアル

株式会社ディー・エヌ・エー

DeNA公式サイト、採用サイト
http://dena.com/

クライアント

株式会社ディー・エヌ・エー
『Mobage(モバゲー)』に代表される携帯電話専用ゲーム&SNSサイトやモバイル向けポータルサイト、ECサイトの企画・運営等を行う。

プロジェクトの背景

2012年10月、弊社の取締役・和田のところに、DeNAさんに勤めている知り合いからこんな相談が舞い込んできました。
「公式サイトのリニューアルをするんだけど、力を貸してくれない?」

お話を伺ってみると、4つのサイトを同時にリニューアルしたいが、3ヶ月後の〈重大発表〉に合わせてリリース予定日は変更できないと言うことでした。
しかも、その時すでにプロジェクトは遅れ気味…。
果たしてどうしたものかと、プロジェクトはスタートしました。

プロジェクトの概要

  • ロゴを含むブランドリニューアルに伴う公式サイト(日・英)、採用サイト(新卒・キャリア)の計4サイトをリニューアルする
  • 複数のCMSで管理していた4サイトを1つのCMSに集約して再構築する
  • 情報設計、デザインの理想を実現するフロントエンド、バックエンド開発

プロジェクトのポイント

  • 短期間で情報設計からデザイン、CMSまですべて変更となるので設計、開発を並行しつつ破綻しないプロジェクト設計、プロジェクトマネジメントを実現する
  • 短期間でも妥協しないあらゆる面で妥協しない品質を実現する

お客様の声

(写真)株式会社ディー・エヌ・エー マーケティング本部 藤永忠男氏、飯島征士氏

〈インタビュアー:徳永 聡〉

──本日はDeNAさまの公式サイトリニューアルを振り返りながら、プロジェクトを担当された飯島さん、藤永さんのお二人から弊社の良かった点、悪かった点などについて率直なところをお聞かせいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

飯島氏:よろしくお願いします。

藤永氏:よろしくお願いします。

ロゴを含めたブランドリニューアルの一環として、公式サイトリニューアルがはじまった。

──今回のプロジェクトはDeNA様のロゴがリニューアルするタイミングでのご依頼でしたね。

藤永氏:そうですね。まずDeNAのブランディングというものをもう一度見つめなおそうというのがスタート地点で、そこからの流れのひとつにロゴのリニューアルがあり、公式サイトのリニューアルも含まれていたというわけです。じゃあ、具体的にはどうしようか? という話が自分たちのところに落ちてきたのが10月頭という感じです。

──2013年1月10日の発表が決まっていて、DeNAさまの内部でプロジェクトが始まったのが10月頭というと、年末年始を除くとプロジェクト期間は3ヶ月なかったわけで、Webサイトの規模やすべてをリニューアルすることを考えると本当にギリギリでしたね(笑)

藤永氏:かなりギリギリでしたね(笑)

ロゴリニューアルの発表会の様子


Video streaming by Ustream

短い納期に対して緻密なスケジュールが出てきたことが発注の決め手

──公式サイトリニューアルは全てDeNAさんの内部で実施される予定だったのですか?

飯島氏:当初はデザインもCMS・HTML開発も外部に委託して、藤永がハンドリングを担当する予定だったのですが、いろいろな事情によりデザインを内部で行い、CMS・HTML開発部分を外部にお願いしようということになりました。

藤永氏:デザインが確定したらCMS・HTML開発をお願いして、進めていこうかなという流れだったんですけど、なかなかデザインが確定しなかったので、その後の開発スケジュールがどんどん短くなっていったというのが実情ですね。

──なるほど、そうだったのですね。弊社の他にもお声をかけていたのでしょうか?

藤永氏:はい、じつはいくつかの制作会社さんにお声掛けして、最終的に御社にお願いすることにしました。

──ありがとうございます。弊社を選んでいただいたポイントというのは何だったのでしょうか?

藤永氏:今回の実施する規模に対して開発期間が厳しいというのは解っていたので、それに対して詳細なタスク分解とスケジュールを提示していただいた上で「この進め方なら可能です」という返事をしてくれたところですね。それと、特急プロジェクトにも関わらず金額も、まあ...なんとかという(笑)

──たしかにWBSを引いていた時はドキドキしましたね。当初はどうやっても2サイトしか間に合わないというスケジュールしかご提示できなかったのですが、御社の担当範囲についても各所で調整させていただき、なんとか4サイト同時リリースのWBSを作成させていただきました。悪く言えば、御社を縛り上げて進めるといったような形で、かなりご迷惑をかけてしまったなと思っています。

飯島氏:いやいや、それはもうこちらの方がご迷惑おかけしたと思っているぐらいです(笑)今回はもうそれに対しては文句を言っていられるような状況ではなかったと思っています。

藤永氏:デザインの確定が遅れてしまい、実質的なところ12月の半ばからほぼ2、3週間で公開まで進んだと思うんですよね。

──そうですね。11月からやり取りさせていただいていたので、1ヶ月以上あった気がしていたのですが、そういえば弊社の開発期間は確かに12月半ばから年末まででした(笑)

飯島氏:むしろ、大変なんじゃないかなというのはこちらが感じていたのですが、そんな中どんどん進んでいくのですごいなと(笑)

藤永氏:うちの社内には間に合うかどうか半信半疑だった者もいて、「良く間に合ったね」と驚いていました(笑)

──ありがとうございます、インタビューの趣旨として褒めてばかりいただくのもよくないので、悪かったところもお願いします(笑)

(写真)インタビューの様子

──良くない点と言いますか、課題となる点などがあれば今後の改善のためにお聞きしたいのですが。

飯島氏:今回のポイントはやっぱりこの短い期間でプロジェクトをやり切っていただくという点でした。そういう意味では本当に100点満点だったと思っていますので、その前提でお聞きください。

藤永氏:実はプロジェクト期間中から懸念を感じていたのですが、HTMLやCSSの組み方については公開後に弊社で微調整している部分があります。

──そうでしたか。ご指摘ありがとうございます。複雑に重なった調整で、スタイルを少し乱暴に追加していってしまったなという悔いがあります。申し訳ありません。

藤永氏:間違っているというよりは解釈の問題もあるので、弊社のマークアップチームと御社のマークアップチームとの間で、もう少しディスカッションしながら詰められる時間的余裕があれば尚よかったな、という反省点でもあります。

コラボレーションツールを利用したタイムリーな情報共有

──今回、ファイルリストやテストの状況などをGoogleドライブのスプレッドシートでリアルタイムに共有しながら進行させていただきました。このあたりはいかがだったでしょうか?

飯島氏:ExcelライクではありながらExcelとは微妙に異なるので、正直、操作の面ではやりづらさを感じました。でも、Excelだと一旦ダウンロードして編集してアップロードしてですからね。誰がいつアップロードしたのが最新なのか気にしたり、差分を埋めたりする管理の手間を省けたのはすごく楽でした。コメントなどはテストしていきながらうまく使えたのでよかったですね。複数に一気にテストを両社で実施していった中ではかなり機能したと思います。

──タスク管理には今回、Backlogというプロジェクト管理ツールを使わせていただきましたが、こちらはいかがだったでしょうか?

藤永氏:私は以前に使っていて慣れていたというのもありますが、チーム内でも好評でした。いま残っているタスクは何なのか、弊社がボールを持っているタスクはどれなのかなど、状況を把握しやすかったので。

リリース後の評判は上々

──リリース後の反応はいかがですか?

藤永氏:反応は良かったですよ。ブランディングの一環としての反応もそうですが、Webサイトそれ自体も良いよねという評判が社内外から届いています。

飯島氏:悪い意見はあまり耳にしていないですね。手応えを感じています。

──そうですか! プロジェクトに関わったした1人として本当に嬉しいですね。本日は、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。

藤永氏:ありがとうございました。

飯島氏:ありがとうございました。

INIの担当業務

  • プロジェクトマネジメント
  • CMS導入・カスタマイズ
  • HTML・CSS・JavaScript開発

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