マーケティング勉強会vol.3 河野 武さんと「明日の消費者との付き合い方」を学ぼう
こんにちは。いつのまにか入社4年目となりました初登場の干場です。
いつまでも初心の心を忘れず、今日も1日頑張ります。
さてさて今年も河野 武さんをお招きして、マーケティングに関する社内勉強会を実施いたしましたので、その様子を取り上げていこうと思います! (実は開催が7月でしたので、開催日から記事公開まで半年以上日が空いてしまい、コロナ状況に対するコメントなどは少しニュアンスが異なるところもございますがご了承下さい)
2020年から始まったこの勉強会も、今年で3回目。 河野さんの過去勉強会ブログをまず読みたい方はこちらからどうぞ!▽
第1回 最愛戦略とは誠実なマーケティング。提唱者の河野 武さんから思考を紐解く
第2回 マーケティング勉強会 vol.2 河野 武さんと「企業のウェブ戦略」を学ぶ
今回の勉強会のテーマは・・・
今回のテーマは「明日の消費者との付き合い方」。私が率直に知りたい内容で勉強会を開いていただきました!!
この数年でコロナが流行し、いまだかつて無いほど外出抑制の声があがっていた近年。私はいまだかつて無いほどスマートフォンを触り、ネットの海に漂う生活を過ごしました。
今更ですが、今やなんでもインターネットでできてしまう時代。逆にインターネットがなければ生きていけない時代とまで言える。
デジタルマーケティングに携わりはじめてから毎日Webに関するお仕事をしてはいるものの、結局ユーザーにとってインターネットの位置付けは今どんな形に変化しているのか。
日々UXを考えていく側の人間として、ユーザの思考の変化をこの機会に捉え直したいという思いを胸に、社内勉強会の開催という場と河野さんのお力をお借りしました。
(添付画像は私が勉強会資料として作成したスライドです▽)
勉強会の様子
今回もコロナの影響を考え、昨年と同様zoomを使用したフルリモート型の勉強会でした。
アバター参加でもOKにしています。(あら、角さん前回の勉強会もこのポーズじゃなかったでしたっけ笑)
任意参加としていたのですが、他業務の合間を縫ってほとんどの社員が参加してくれました。アリガトウゴザイマス!!
第1幕 いきなり!クイズ大会~インターネットの遍歴を辿る~
まずは河野さんがご用意いただいたスライドに沿って勉強会が進みます。
(スライドは河野さんが過去に実施したセミナースライドをもとに、一部今回用ににアップデートいただく形で実施しました)
最初はインターネットが作られてからどのような遍歴を辿っていったかを、クイズ形式で社員のみんなにも考えてもらいました。
自信のある人が挙手をして答えていく形式にしていましたが、回答者以外のメンバーもzoomのチャット機能を利用し、クイズに関する嬉し懐かし(?)な会話をする姿も見られました。
改めて、一連の流れでインターネットの歴史を辿っていくことで、インターネットが日常の中に深く溶け込んでいく流れを見ることができたような気がします。
第2幕 変化していく消費者とのお付き合いの仕方を学ぼう
クイズのあとは、インターネットが出現した後の時代の変化や、インターネットの黎明期と比較した消費者の変化について河野さんの見解をいただきました。
最後は変化し続けていく消費者とどのように付き合っていくべきかを解説くださいました。
以前の勉強会の題材にもなった「最愛戦略」と通じる部分がありますね。
「消費者」という定義は包括すると私たちももちろん、いち消費者となるので、第3者のことを見ているようで、自分のことでもあるという、不思議な感覚でした。
第3幕 2022年現在、インターネットは○○の時代である。その心は・・・?
お次は、ワークの時間です!
河野さんが紹介してくれた、インターネットが世に出た頃のキーワードと比較して、インターネットが定着した2022年現在のキーワードを参加メンバーそれぞれが定義をしていきます。
事前に準備したワークシートに、それぞれの考えを記載してもらいます。
自由に思いを巡らせてもらう時間。Googleスライドにてリアルタイムで記入してもらい、それぞれの見解が出そろいました!
ライフラインの時代や、
河野さん自身にも再度キーワードを考えていただいたのですが、「公共化」というキーワードを用いられていました。
透明化の時代。
個別最適化、情報操作といったものも多かったです。
それぞれてんでバラバラな言葉というわけではなく、ある程度いくつかグルーピングできるようなものが多かったので、それぞれのインターネットに対する認識は共通化しているんだなあ~と書いてもらったものを見ながら思っていました。
以上、3部の形で当日の勉強会は終了しました。
勉強会後の感想
勉強会終了後に出席者アンケートをとらせていただきました。中身を少しだけご紹介!
この10数年でインターネットをはじめ、自分を取り巻く環境が大きく変化し、それを経験してきたはずなのに こうやって振り返ることをしないと、大きな変化にも気付けていない自分にも驚きました。
情報溢れるこの時代、ぼんやりと生きている自分はまさに、提供される情報の中だけで生きているだけな気がしますが
自分で必要な情報を取捨選択するには、意思や信念、正しく情報を認識をする柔軟さなどが必要なのだろうと感じます。
知りすぎることも、よくない。
知らない選択をするのも大切。
自分にとっての適切な距離感を把握することは、どんな時代でもどんな対象でも、大切なことなのだろうと感じました。
インターネット昔話は懐かしく楽しかったのですが、反面、当時もネット普及によるデメリットな課題が挙げられてたなと。(産業革命のときも機械化することで色々人間らしさがなくなるとか言われてたと聞いてる) でも人間はなんだかんだ受け入れて今日までやってきてる。
フィルターバブルも今は偏向性が出て良くないと言われてるが、むしろ染まってしまって反論が無くて共感性が高い世界をつくってそれぞれが生きればよくない?というようなサイバーカスケードに極振りした社会が市民権得てるかも。 (10年後、河野さんの勉強会では昔は膨大な情報に悩まされたり違う意見に反発される地獄のような時代があったんだよみたいな話をされてる)
インターネット10年はたしかに大きな転換期でしたが、今だって結構なパラダイムシフトの真っ只中なんじゃないか、と感じました。
昔はインターネットって割と好事家(オタク)のおもちゃだったというか、ある程度意識を持ってつなぐものだったと思います。
やれプロバイダはどこが早いとかルータはどこ製がよいとか、自分もそういうの気にする方だったのですが、いつの間にか全く意識しないようになりました。
多分その方が技術としては成功だと思うのですが、ちょっとした寂しさも感じます。
今の時代にとってのインターネットは良い側面だけではないので、純粋に楽しんでいた時代が羨ましいなとも感じました。
簡単に繋がれるようになったからこそ、ポジティブな想いを持って集まるコミュニティが増えたら良いなと思いますし、
何がインターネットの使い方として正解なのかを考えるきっかけになりました。
勉強会後に熱いアフタートークを繰り広げた人もいたようです。
アフタートークでお話した「インターネットが地獄の時代である」というワードがとても印象に残っています。
「インターネットが可能性や希望あるポジティブな印象から、ネガティブなもの変容しているのではないか」という僕の疑問に対して、
「地獄のなかでコンテンツとしてユーザーを囲う『楽園』を作っていくことが重要である」という河野さんの回答がとても説得力があり「なるほど!」と思いました。
そして、「そんなコンテンツを作るならどうしたら良いのだろうか?」と日々考えています。
勉強会を終えて
今回初めて社内勉強会を担当し、自分としてはとてもいい機会でした。自分で準備することによって良いインプットとなるのももちろんですが、会社に良い影響をもたらすにはどんな勉強会を開催したらいいのかと悩む時間が案外楽しかったです。
デジタルマーケティング、という位置づけで日々お仕事をしていますが、どうしても日々の業務の中にいると俯瞰した視点を忘れがちだなあと思っていました。自分たちの商材はエンドユーザーにとってどのような位置づけなのか?を改めて客観的に考えることは業務をしていくうえで大切なことだと改めて思いました。
また次回の勉強会も楽しみです。
一緒に働きませんか?
INIでは、このように各方面のプロフェッショナルをお招きして社内勉強会を開催しています。会社や先輩たちのネットワークを利用させてもらい、私のようにメンバー発信で勉強会を企画/実施も出来る環境です。
私たちの考え方や活動に共感してくださり一緒に働きたいぜ!という方は、メールでもFacebookでもWantedlyでもご連絡Welcomeです。お待ちしてます!