社内勉強会でWeb業界のキャリアデザインについて考えてみた

  1. 社内勉強会でWeb業界のキャリアデザインについて考えてみた

はじめまして、杉本です。インテリジェントネットでディレクター/デザイナーをしております。

先日、社内学習の一貫として「キャリアについて考える会」が行われました。 講演頂いたのは、株式会社イマジカデジタルスケープのキャリアデザイン部 林真理子さんです。

僕はこれまでスキルアップへの意識は高く持っていましたが、恥ずかしながら「キャリアデザイン」をするという意味ではあまり考える機会がなく、一から勉強させて頂くつもりで拝聴しました。 今回はその勉強会の気づきをまとめたいと思います。

キャリアとは何か

「組織の中での職位、業界内での地位を基準にして個人のキャリアを評価しないこと」だそうで、 他者に評価されないまた比較してキャリアの勝ち組・負け組と判断することのできない、 あくまで個人で考える内容とのことでした。

キャリア(地位・経歴)=転職・競争と連想することも少なくないため、そのように捉えることがあるかもしれませんが キャリアの基本的な考え方として留めておく必要はありそうです。

市場を知る

自分がどんな市場環境で働いているのか、どんな人材が求められているか知ることだそうで、業界の動向を理解しアップデートするキャリアデザイン、業界を超えた普遍で汎用性の高いポータブルスキル、先を見据えた専門知識を高めるテクニカルスキルが必要とのことでした。

Webの技術は高度化し続けるため、個人スキルの陳腐化が早く、常に変化が求められる業界と言えます。 また誕生して間もない業界のため、中長期的なキャリアモデルがなく先行きが不透明です。
それだけにどういったキャリアパスを描くのか、節目節目でのキャリアデザイン(意思決定)が大事になってきます。

Web業界は専門職であるため、誰もが求められるスキルへの意識は高いと思いますが、 デザイナーなど専門知識に偏るフロントエンジニアは汎用性の高いスキルの習得も意識する必要はあるように思います。
僕の場合、スキル習得の中でもキャリアパスに沿わない(好きで勉強したい)内容があったりするのですが、どの勉強にウエイトを置くか検討し進める必要があると感じました。

自分を知る

職務を通じ希望(重視)していること(やりがい・得意なこと・充実感)を洗い出し、キャリア・アンカーから考えるとのことです。

具体的には

  • 専門性の追求
  • 総合的な管理職
  • 自分で自由に決められること
  • 生活の安定や保障
  • 自らのアイデアで起業・創業すること
  • 挑戦すること
  • 人の役に立つ感覚
  • 生活と仕事とのバランス重視

です。
皆さんはこの中でどれを重視しているでしょうか。 僕の場合は「生活と仕事とのバランス重視」「人の役に立つ感覚」辺りで、改めて考えて見ると発見もあるなと思いました。 この辺りがはっきりと認識出来ていると現在の会社でのあり方を見直したり、転職時の会社の捉え方など次へ繋げやすいかもしれませんね。

その他にも、家族関係・年齢や社会的影響や時期による「条件」があることを念頭に置き、長い時間軸で見据える必要があります。

勉強会を終えて

ざっくりとしたまとめになりますが。普段から自己分析をアップデートする癖をつけ、定期的な節目でキャリアの棚卸をすることを心がけて行こうと考えています。

しかし林さんも仰っていましたが、キャリアデザインをし過ぎると疲れてしまいますし、柔軟に状況を受け止められるよう自分にあったキャリアデザインが必要だと思います。
若い時代は特に、キャリアを意識しすぎずクリエイティブな仕事を楽しみ、勢いでいろいろと学びながら方向を探すのが良いのかなと思っています。

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