Web Creators5月号で対談してきました
WebCreators5月号でロフトワーク代表の諏訪さんとWebクリエイターの「今」というテーマ対談してきました。
毎年きっと皆さんが気になるであろう働き方、制作金額から給与までを掲載したデータブックの特集です。
1時間半くらいいろいろ話しをさせてもらいました。まだ書店でも並んだばかりなのでよろしかったらご覧ください。
先だってWebCreatorsさんからこんなエッセンスでと言うところで伺っていたのはこんな感じでした。
○ここ1年間で記憶に残っているWeb業界に関するニュース
○以前と今を比べ、Web制作業界は何が変化したか
○逆に、変わらないものはなにか
○Web、Webクリエイターにできること
○近い将来、もっと普及していく技術とは
○これから求められる人材とは。将来のために何を身につけておくべきか?
対談なのでその場でもいろいろとお話しをさせてもらいましたが、インテリジェントネットとしてのみならず私はWebSigで、諏訪さんはロフトワークさんでクリエイターといっぱい会話してきていることが企画背景となっているなので、「これから求められる人材とは。将来のために何を身につけておくべきか?」というところが、一番ポイントでした。
この項目では良い悪いではなく実は諏訪さんと意見が分かれたところです(^-^;
極端に言えば、私は専門性プラス広い基礎知識が必要であるという意見で、諏訪さんはWebは広すぎるのでどこか1つという意見です。繰り返しますが、クリエイターに関わらず働き方や社会との接し方でどちらも成立しうるので(似た話題では、スペシャリストかジェネラリストかといった話題が昔からあるように)どちらが良い悪いではないです。ただ、クリエイターが「目指す」べきという点では、T型だったりπ型人間だったりが一番だと私は思っています。
see also
http://www.systrat.co.jp/myview/articles/artc021201.html
http://gitanez.seesaa.net/article/43650877.html
http://kusuri-jouhou.com/omake/itpai.html
私が事前にこの項目でメモしていったことは、
//これから求められる人材とは。将来のために何を身につけておくべきか?
■広範囲な基礎知識と得意なこと1つ
○WebクリエーターでTCP/IPの知識やサーバーサイドスクリプトを知らない人が多すぎる気がする。
○技術は確かに広いけれど実は基礎ってそんなに変わってない。
○得意なことを持ってるとやっぱり強い。
時代で廃れるようなものをではなく基礎から攻めていく。
■モノの見方考え方を身につける
本当はこういいたいのだけど、概念的すぎる感もあるので、具体的キーワードでいうならば、
・ビジネスに強くなる
・徹底したUCD視点
の2つ。
■Webサービスで遊ぶ
技術ドリブンで見えてくる世界もある。ユーザーとして遊ぶ。
■楽しみながらやる方法
○自分でサイトを回してみる。
ユーザからの問い合わせからサーバ周り、デザインもマークアップもなんでもやると見えてくれることがある。
メモ書きなので意味不明なところもあるかもしれませんが、書籍に掲載されなかったところで伝えたかったキーワードです。
あと、最近いろんなところで話す機会が多いような気がしますが、「従来の社会にはない新しい働き方や価値観をWebに携わる人たちがつくっていけるのでは、と考えています」というのはでっかいことをいってますが本気で思ってます。
Webに携わる人たちが特殊というのではなく、環境が他業界よりも早く整いつつあるという意味です。やっていること自体のみならず社会との新しい関係性を作っていくと言う意味で楽しめたらいいなと思ってます。